変形性脊椎症 【腰痛・下肢痛】

tel:03-3942-7886

東京都豊島区巣鴨1-14-3藤ビル地下1階

  • TOP
  • 変形性脊椎症 【腰痛・下肢痛】

変形性脊椎症 【腰痛・下肢痛】

変形性脊椎症 一般論

背骨は椎骨が積み重なってできており、椎骨が作る関節の働きにより自由に腰をまげることができます。関節が自由に動くのは、関節の表面が非常になめらかで弾力性のある軟骨によっておおわれているためです。しかし軟骨は加齢によりすり減り、硬くなっていきます。そのため関節どうしがうまく合わなくなると痛みが生じます。
また、椎骨をつないでいる椎間板も加齢により弾力性が失われてゆきます。椎間板の弾力性がなくなってくると、椎間板に接する椎体の角部分に力が加わっていき、その部分に骨が増殖し「骨棘(こつきょく)」と呼ばれるトゲのような出っ張りが出来ます。そしてこの出っ張りが神経を刺激したり圧迫したりすることで痛みが引き起こされます。この病気は、朝起きたときや同じ姿勢を長時間とったとき、疲労してくると痛みが増してきます。
変形性脊椎症は中年以降に起こる正常な老化現象でもあります。

望クリニックでの考え方

変形性脊椎症で当院に来院する方の多くは、すでに他の医療機関を受診して何らかの診断・治療を受けています。
しかし、患者さんの多くが知らない重要な事実があります。それは、背骨の変形が痛みやシビレの原因となることは少なく、仮にレントゲンやMRIに変形が写っても、それだけではその症状の原因について正確な診断ができないということです。

当院では変形性脊椎症の痛みやシビレの診断にはAKA-博田法が不可欠であると考えています。
整形外科の教科書にも「成人の脊椎単純X線像(レントゲン)では、退行変性(いわゆる老化)による形態異常(この場合、脊椎の変形)は必ずといっていいほど認められる。近年の画像所見(レントゲンやMRIに写る「異常」)と痛みやシビレといった症状に関する科学的研究では、画像検査でみられる退行変性の所見(この場合、脊椎の変形)は、必ずしも痛みの原因と結びつけられない事がわかってきた」と記載されています。(MOOK整形外科プライマリP 30抜粋)

痛い部位がたまたま変形していただけで、その変形は痛み等の症状とは関係がないことが多いからです。つまり、レントゲンで脊椎の変形が見つかっても、それだけで痛みの原因と診断してはいけないという事です。
しかし、一般的な整形外科の考え方は画像診断が主な診断基準のため、痛みやシビレの原因がほとんどわかっていないのが現状です。平成25年3月24日の朝日新聞では腰痛の85%が原因不明という記事が掲載されました。85%というと大部分の原因が良くわからないということになります。

「レントゲンを見ると腰椎が変形している。この程度の変形は加齢による正常な範囲で、痛くない人もたくさんいる。この変形が痛みの原因とははっきり言えないが、他に原因となる悪いものは見当たらない。痛い部分と変している部分も近いしこれが原因かな」
このようにして変形性脊椎症という診断に至ります。しかし、実は現場の医師たちも変形性の頚椎症や腰椎症と診断する場合、必ずしも確信をもって診断しているわけではないのです。

前医で変形性脊椎症と診断された方にAKA-博田法を行い、痛みやシビレの原因を再診断しました。その結果、多くの方は痛みやシビレが軽減し、原因は仙腸関節の機能障害でした。痛みやシビレが良くなった後も変形はそのままです。このことから変形が痛みの原因ではないことがお分かりいただけるでしょう。

仙腸関節の機能障害はレントゲンやMRIには写りません。そのため、これらの検査では痛みやシビレの原因を正確に診断できないことが多いのです。

レントゲンやMRIで変形性頚椎症、腰椎症と診断されても、その多くは痛みやシビレの原因はその変形とは関係ありません。まずは仙腸関節を主とした関節の機能障害である可能性が高いためAKA-博田法を行い総合的な診断を行うべきでしょう。